2025.10.27 学習記録 ~DTP~
用語
- InDesign
Adobe社が開発・提供するDTPソフト。
Illustrator程イラストに特化していないが、冊子ものの制作に特化した機能で、データもより軽量に作成できる。 - DTP(Desk Top Publishing)
「Desk Top=机上」、「Publishing =出版」の意味から、コンピュータを使った印刷物制作のことを指す。 - 画素(ピクセル)
ビットマップ画像を構成する最小構成要素のこと。
画像全体の画素の総数を画素数といい、横のピクセル数×縦のピクセル数のことを画像サイズと呼ぶ。
画像サイズのことをピクセル数と呼んだり、画素数=ピクセル数と考える場合も多い。
★画像サイズは印刷した時の大きさ(cm,inch)を表す場合もあるので、これらの単語は確認しながら使う必要がある。
画像サイズはデータ上の画質を確認する時に用い、解像度と合わせて印刷の画質の確認する場合に用いる。
画素数はデジタルカメラの性能などで使われている。
例)600 万画素…3000ピクセル×2000 ピクセル程度の画質で撮影できる性能。 - 解像度
1inch(2.54cm)あたりの画素数のこと。解像度が高いほどキレイに印刷される。
単位は、Photoshop で使われているようなデータの解像度はppi(pixels/inch)、プリンタの印刷解像度はdpi (dots/inch) だが、ドットもピクセルもほとんど同じものとしてとらえてdpi が一般に使われている。 - CMYK
色材の三原色と呼ばれるC(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)に、印刷の文字等に多く使われるK(ブラック)を加えた色の表現法。
CMYは減法混色と呼ばれ、色を重ねるごとに暗くなり、3つを等しく混ぜ合わせると黒色になる。
(実際は濃いグレーになるため、印刷では上記のようにブラックが加えられている)
パソコンのディスプレイは光の三原色であるRGBで表示されるため、ディスプレイで見た色と印刷の色の違いを理解した上で印刷物制作を行う必要がある。
※ちなみにブラックのK はBlackのkではなく、画像の輪郭など細部を示すために用いられた印刷板Key PlateのK。 - RGB
ディスプレイやデジタルカメラで利用される光の三原色であるR(レッド)G(グリーン)B(ブルー)を用いた色の表現法。
RGB は加法混色と呼ばれ、色を重ねるごとに明るくなり、3 つを等しく混ぜ合わせると白色になる。 - レーザープリンタ(CMYK プリンタ)
使用するインク(トナー)が印刷と同じCMYK を使用して出力を行うプリンタ。 - インクジェットプリンタ(RGB プリンタ)
もともと写真の色表現を求めたため、色域の広いRGB カラースペースとなっている。
印刷インクと同等のCMYKの4色に、ライトマゼンタ、ライトブルーを加えることで、明るく鮮やかな印刷を可能としたプリンタ。 - トンボ(トリムマーク)
印刷後に仕上がりサイズで断裁するための目印。
「コーナートンボ」と「センタートンボ」がつけられている。センタートンボおよびコーナートンボで見当をつけ、仕上がり線で断裁を行う。 - 塗り足し(裁ちしろ)
断裁がずれた時のよために、仕上がり線より外側までレイアウトする。このはみ出した部分を「塗り足し」(裁ちしろ)と呼ぶ。
※断裁の際には外側だけでなく内側へ数mmズレが起きてしまう可能性もあるため、デザインは必ず内側3mm以内に行うこと。 - 天地指示
用紙を正面に見て上側が「天」、下側が「地」。例)ハガキ…縦にして宛先の郵便番号記入する側が天、自分の住所書く側が地
※縦ハガキで裏面を横使いしても天地を指す箇所は変わらないので注意! - 色の三属性(色の心理的三属性)
…「色相」「明度」「彩度」 - トーン(色調)
色の三属性の組み合わせで、明度と彩度が似ている色を集めてグループ化したもの。 - 色調補正
画像データをイメージどおりに調整すること。
色を調整したり、鮮やかさを調整したり、明るさを調整したりする。 - HSB(Hue,Saturation,Brightness)
色を定義する方式の一つ。
色相(Hue)、彩度(Saturation)、明度(Brightness)の3つの要素。
RGBやCMYKと並んでカラーモデルの選択肢の一つとなっている。
Photoshopの主な色調補正ツール
調整レイヤー
ドキュメントやレイヤー単位で色調補正が行えるオプション機能。
下にあるレイヤーに対して、色合いの変更やエフェクト(効果)の付与などの調整を行える。
調整レイヤーを追加した後も、パラメータを再調整したり、オン・オフを切り替えたり、強弱を調整したりすることができる。
例)Photoshopのマスク機能「レイヤーマスク」「ベクトルマスク」「クリッピングマスク」
- 明るさ・コントラスト
画像の明るい部分と、暗い部分の明るさの差。
コントラストを高くすると、「画面の明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗く」なる。 - レベル補正(ヒストグラム)
画像内のピクセルが各階調にどのように分布しているのかを示す。
横軸が0~255の明るさの階調、縦軸が明るさごとのピクセル数を表したもの。
レベル補正を使うと、写真の明るさを調整できる。 - トーンカーブ
画像の色調の範囲全体に配置されたポイントを補正する。
画像の色調が、最初は直線の対角線としてグラフに表示される。
RGB画像を調整する場合、グラフの右上の領域はハイライトを表し、左下の領域はシャドウを表す。 - 色相・彩度
画像の色相・彩度・明度の3つの値を調整することで、画像の色調を補正する機能。 - カラーバランス
シャドウ(暗い部分)、ハイライト(明るい部分)、中間調(中間の明るさの部分)に分けて色を調整できる。 - 白黒
カラー画像を「白黒」画像に変換する機能。
色の系統別に詳細な設定ができるので、素材に応じた「モノクロ」表現の幅を広げることも可能。 - アンシャープマスク※フィルター機能
画像内の個々のピクセルの周囲にある、異なる色情報を持ったピクセルを検索して、指定した量だけピクセルのコントラストを高めるフィルタ。
量・半径・しきい値を設定することで、色の濃さの度合いを決める。数値が大きくなるほどくっきり。 - 描画モード
下層にあるレイヤーと合成する機能。
通常は不透明度の変更などを行っていない場合は上のレイヤーが100%表示されるが、描画モードを変更することで下のレイヤーと合成した色を表示できる。
備考・その他
写真の画像サイズに注意!
小さい印刷物にむやみやたらに大きい画像サイズを使用してしまうとデータが重くなる。逆に大きい印刷物に小さい画像サイズを使用すると写真が粗くなってしまう。
色の再現性の違い
RGBとCMYKの大きな違いは、表現できる色域が異なる点。
CMYKはRGBの表現される一部の色を再現できない。
デジカメで撮影した写真画像も、PCなどのモニター上では鮮やかな色彩表現が可能だが、印刷する為にCMYK に変換すると、RGBでしか表現できない鮮やかな色彩はくすんだ色になってしまう。
明るいトーンは優しいイメージ、暗いトーンは重くて重厚なイメージ。
片面が縦デザインで、もう片面が横デザインの場合に天地指示がない場合は、右手で地を掴んでそのまま掌を返した時に手で掴んでいる側が右側になる向きで印刷される。
一般的印刷物の解像度は300~350dpi。(A4は300dpiで2480px ×3508px、A1は300dpi で7016px × 9933px)
出力する印刷サイズから必要となる画像サイズがわかる。
ただし、ポスターなどの大判のものは遠目から見るものであるので、200dpi程度かそれ以下で制作される場合ある。
300dpi 以上の高解像度データで印刷しても、印刷機が対応していなければ処理が重くなるだけでそれ以上キレイに印刷されない。実際の印刷物の画質はデータ上の解像度だけでなく、印刷機の性能や紙質にも依存する「線数」が影響する。
画像解像度= 印刷線数(スクリーン線数)×2 倍
※175線で印刷するなら画像解像度は350dpi必要
| Web用 | 72dpiのみ |
| インクジェットなど | 200dpi |
| 印刷用 | 350dpi~400dpi |
DTP に必要なハードウェア
- パソコン(Mac、Windows)
- ディスプレイ
- 入力装置:デジタルカメラ、スキャナ
- 出力装置:プリンター(レーザー、インクジェット)
- 外部記憶装置(HDD、USB メモリー)
- ペンタブレット
- インターネット
DTP に必要なソフトウェア
- Adobe Photoshop
写真、画像の編集(ビットマップデータの編集) - Adobe Illustrator
図版、イラストの編集、一枚物のレイアウト(ベクターデータの編集) - Adobe Indesign
ページ物の編集 - Adobe Acrobat PDF
データの編集
DM(ポストカード)作成
Illustrator(イラストレーター)とPhotoshop(フォトショップ)の両方を使って作成する。
フルカラーの写真とベタ塗りの文字の組み合わせとなる点を意識して、文字の「読みやすさ」に注意して作成する必要がある!
DTP(印刷物制作)の流れ
- 素材の準備
…文字・文章、図版(ロゴ・イラスト)、写真 - デザイン
…一枚もの…Illustrator ページもの…InDesign - 出力
…プリンター、印刷会社、ネット印刷会社
DM作成の手順
- 写真レタッチ・トリミング・色調補正→写真をレイアウトの“都合の良いよう”編集するのがポイント。
- 文字最初はベタ塗り(白か黒)→グラデーションは非推奨。
- 配色①と②が出来たら、色々いじってみる。
グラデーションを使用する場合の注意点
色の3属性を意識して「陰影」なのか「柄」なのかを明確にしてしっかり使い分けること!
例)りんご
陰影
・照明が当たった方向から見て、光と影の部分
・水滴に対して、光沢や凹凸の表現に当たる部分
・茎の部分の凹凸の表現に当たる部分
・りんごの下のまるい影の部分
柄
・りんごそのものの赤い柄
・熟している部分の皮の色と熟していない部分の皮の色
・りんごの茎の部分の皮の色
・また、茎が光の反射による色味
色調補正の手順一例
1.明るさ・コントラスト
(素材写真の明るさを調整し、コントラストをくっきりさせる)
2.レベル補正、トーンカーブ
(素材写真の一番黒い箇所と白い箇所を設定する)
3.色相・彩度、カラーバランス、白黒
(素材写真の色味を変更する)
4.アンシャープマスクで仕上げ
※部分的に調整する場合は、レイヤーマスク(選択範囲)を併用。
HSB(色の三属性)
色相・彩度・明度。
色相(Hue)…色味。赤い、あるいは青みがかった、などと表現する色味。
彩度(Saturation)…鮮やかさ。
明度…(Brightness)明るさ。
使用例)色味はそのままにしたいが、もう少し鮮やかにしたい→カラーモデルをHSBに切り替えて、Sの値だけ大きくする。全体のトーンを揃えるためにひとつのデザイン面に、いくつかの色を使いたい。でも全体的なトーン(色調)が揃わなくて難しい…。→HSB色相が違う複数の色の、彩度と明度は同じ値に設定にしてトーンを揃える。
色調補正のポイント 試して使うときは大胆に!
写真に文字を乗せる時は可視性に気を付ける!
配色のバランスや影を付けたり、ぼかしやオーバレイなどの工夫を考え、写真の世界観を壊さないように表現する。
参考資料・リンク
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